卒業生インタビュー

Aéthéré(e) アエテレ

y-Ling Vilaysane (左) 1980年生まれ。
Adrian Escaravage (右)1981年生まれ。
共にエスモード パリ卒業。

第1回SHINMAI Creator's Projectの1組に選出される。


私たちは、同じ経歴を持っているわけではなく、だからこそ補い合える関係です。
リ-リンは、モデリズムに優れていて、アドリアンはスティリズムが得意です。
ブランドの立ち上げ時から、お互いに学び合ってきました。2年経って、最初から最後までコレクションを作れるようになりました。

リ-リン:エスモード卒業後、若手クリエイター<David Szetoダヴィッド・ゼット>の元で、2年間仕事をしました。 その間、パターン製作からブティックへの配送まで、この仕事の全ての面に関わらなければなりませんでした。そこで私が理解したことは、ファッションの中で、クリエーションは10%ぐらいしか占めておらず、多くの時間は生産と企画に費やされるということでした。

アドリアン:エスモード パリでの最終学年にはメンズを専攻しました。そこで、クリエーションにはたくさんの作業が必要なこと、作るためには常に新たな方法を試みなければならないことを、スティリズムの先生から学びました。3年次には、ジャン-シャルル・ド・カステルバジャック社で仕事をしました。
エスモードで知り合った友人と一緒にブランドを立ち上げたのは、卒業後です。1年間、コンクールに挑戦し、その結果、サロンで自分の洋服を展示ことが出来ました。そのときに、レディースのブランドの立ち上げを希望していたリ-リンと知り合い、一緒に仕事を始めることになったのです。

私たちは、ファッションにというよりも、洋服に興味があったのです。自分達のスタイルに従い、コレクションごとに質が向上するように努力しています。
特に、カッティングと服の落ち感に注意を払っています。もしクリエイターとして認められたいならば、始末も同様にパーフェクトでなければなりません。最も重要なことは、ちゃんとした基礎技術を持っていること、それから、時代の雰囲気がどうなのか理解し、トレンドから離れすぎないようにしなければなりません。僕達は、自分達の希望通りにファッション業界で働き始めることが出来ました。リ-リンも小さな頃からそれが夢でしたし、アドリアンも絵を書くのが好きで、そこで描く洋服を実際に製作したかったのです。

エスモード在学中の思い出について

私たち2人にとって、大きな幸運でした。世界中から集まってきた友人を作れたことが一つ。そして、創作のための時間がとれ、ほかの事を考えずクリエーションをとことん追求することが出来たのがエスモードでした。

現在のお仕事でやりがいを感じる瞬間について

コレクションの終わり。自分達の出来上がった洋服やショーを見たとき。特に、服が売れる時も同様です。次のコレクションに移る前に一番励まされる瞬間です。

今後の夢・目標

私たちの夢は、自分達のブランドが長く続くことです。少しずつ前進しながら、常に新しい技術、生地、裁断、始末の技術を学ぶ時間を取りながら、自分達のアトリエで常に洋服を作り、製作、生産、モードの方向に生かしていきたい。それは、私たちにとって最も重要な未来のためです。なぜなら、それらのノウハウは、時間と共に消えつつあるから。

ファッション業界をめざしている後輩たちへひとこと

クリエーションの中でもっと遠くへ行くために、学校にいることを利用してください。そして、新しいことを毎日学んで学校を卒業しようということを頭に留めてください。
好奇心旺盛であること、全ての展覧会、映画を見に行くこと、世界で起こっていることを知ること、洋服がどのように作られているか良く見ること、あらゆる種類の洋服を知ること。
学校にいる間は、まだ時間があります。卒業してからは、もっと大変になりますから。

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