卒業生インタビュー

パリ校卒業・モデリズムEnfant アンファン(子供服)専攻
2006年6月卒業

2003年4月留学科入学

川本 紗甫里


2年間の留学期間はどうでしたか?良かった点は?

一言で言えば大変だったけど、楽しかったです。
もともと私は内気で、人に自分のことをあまり話せるタイプではなかったのですが、自分がああしたい、こうしたいと主張できるようになったことは一番大きい変化であり、よかった点だと思います。
卒業コレクションでは、中国人のスティリストと組んで作品を作り上げましたが、外国人と接しコミュニケーションをとり作業をこなす・・・世界も広がりすごくいい経験になったと思います。

エスモードはフランスではどのような位置付けですか?

ファッション校としてはよく知られています。ストゥディオ・ベルソーやサンディカルと並んで有名で人気です。それぞれの学校には特色がありますが、日本にあるのはエスモードだけですから、日本人としては心強いですよね。

日本と授業内容に違いはありましたか?

東京校では、アーティスティックに自由に表現をするということが多かったのですが、(これも日本人に対してとても必要な訓練のひとつだと思いますが、)パリ校では、PCを使って書類形式にすることを求められることが多かったです。
フォトショップを使ったり着色やテキスタイルもソフト素材集から使って、作品ブックを作ることを求められました。PCスキルが求められる授業でしたし、それで高い評価につながっていたように思います。企業でのやり方がそうなってきているからだと思いますが、慣れるまでは大変でした。

日本の学生はどうですか?

今、一学年20名くらいの日本人学生がいます。日本人は性格上、きっちりとしていますから課題の提出日を守り、規則を守り作業をするという点は良い点だと思います。フランスは、期限があってないようなものだし、自分のペースで作業をこなす感じで、先生もそのへんについてはアバウトです。ただ、日本人の学生の悪い面は、面と向かって物が言えない。黙り込んでしまう。そういうスチュエーションでは、日本人から見るとあの人は何sを考えているんだろう??となりますが、他の国の人からは、理解できない人となります。その差は大きくて、自分の考えをきちんと伝えなければ誰も何も動いてくれません。

就職についてパリはどうですか?

かなり難しいですね。日本のように常に新卒求人があるわけではありません。学校にも就職部や、求人の貼り紙はあります。日本人の先生もいるので紹介もしてくれますが、あくまでもスタージュ(インターンのようなもの)という立場です。
実際は、自分をどれだけ売り込むかによります。自分でお店に行って、談判する。外国人が働くにはビザの面でも難しく、なかなか雇ってもらえないのが実情です。
スタージュビザは、1年と期限は短く、国に給与の半分を払う労働ビザも、そうなると生活が厳しくなるし。スタージュは、期限が3ヶ月から1年くらい。報酬は300ユーロくらいです。そこで認められたら次があるかもしれませんが、保障はありません。

寂しくなったりしませんか?

一人暮らしをしていたので、行ってすぐの頃一度日本に帰ってパリに戻ったときに、ホームシックになりました。でもそれを乗り越えたら平気になりました。時々、誰か家でホームパーティがあると集まって気晴らししています。仲間がいるということもエスモードのいいことです。

パリでの生活は?

パリ市内で家賃10万くらいのアパートに一人暮らしをしていました。学校へはバスで通っていました。パリ市内には地下鉄とバスがありますから移動には困りません。通学には30分ぐらいかかってました。生活費は7万くらいでしょうか。東京での一人暮らしの費用と同じくらいではないでしょうか。ほとんど自炊をしていましたが、食べ物については、かなり材料費は安いですね。

休日は何をして過ごしていましたか?

散歩が好きなので、ウィンドーショッピングや公園を散歩していました。好きなエリアはモトピケとマレ地区。もちろん美術館にも良く出かけました。

卒業ですが、これからどうするのですか?

パリの子供服ブランドでスタージュを目指します。続けられるかどうかわかりませんが、日本に戻るとしたら就職活動をしようと思っています。子供服を専攻した経験を活かしてかわいい子供服を作り続けたいです。

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