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イトキンとの産学協同プロジェクト 4回目

2014年11月21日

 「産学共同プロジェクト ESMOD×ITOKIN 2014」

 

10月31日(金)4回目の授業です。

日本のマーケットでの生地や製品の品質基準の事、型抜きの方法や考え方などのお話をしていただけました。菊地さんのお仕事の都合で、次回は自習となりましたので、今回はちょっと頑張って衿と2枚袖まで行くこととなりました。

衿はコンパスを使い製図をする方法で行いました。袖の目を使って袖山の形状・厚み・イセの考え方、ひねりなどの考え方と製図方法を行いました。

 

今回も1F 千葉 はづき さんです。

 

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1F  千葉 はづき

東京都出身
大学で服飾を学んだ後エスモードにきました。

 

・11月になり、後期も中盤に差し掛かりましたが、最近はどうですか?

最近やっと自分の物作りの方向性が見えてきたんですよ。今までは表面的に綺麗なものしか見えてなかったって感じがします。そういうのをやってて、なんか全然違うなって思ってきたんです。ありきたりの世界観っていうんですかね、そういうのと真逆な物。綺麗じゃないもの、綺麗じゃないっていうと語弊があるんですけど、綺麗な物の中の複雑さ。テキスタイルで糸をぐちゃぐちゃってミシンで縫って、一見綺麗に見えないんだけど、作り終えると結果綺麗な物になる。そんな感じになってきています。一歩抜け出せた感じです。

 

・昔からテキスタイルに興味があったんですか?

高校は大学の付属で、そのまま大学の服飾美術学科に進みました。テキスタイルは、エスモードに来てから。第2セカンスの課題でテキスタイルプロジェクトがあって、やっているうちに面白くなってきました。あ~こういう物もあるんだなって。

 

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もともとパターンに興味があったんです。高校時代から選択授業で被服があり、パターンを引き始めたんですよ。その時はパターンの中のダイヤ型の部分見て、なにこれっ?って。よくわかんないけど見様見真似でやってました。昔から物を作ったりするのが好きで、家庭科や美術も楽しかったです。区のホールで展示されたりもして。その後大学に進んで、パターンの授業でダーツって言う事を教わりました。デザインするよりパターン引いてる方が好きで、引いた線から立体が出来上がっていくっていうのが面白くって。でも、パターンって難しいですよね。どうやったら意図したものになるんだろうって、なかなか解んないですよね。授業でも教科書でも、どうしても数値が出てきて「ここはそうじゃなきゃいけない」とか「こういう風にするもの」とか。なんでそうなるんだろうっていう疑問がいつもありましたね。でもなかなかすっきりとは解決しなくって。ダーツもどこでどのくらい取れるのかよくわからず、適当に分量決めて怒られたり…。

 

・そしてエスモードに。

就職を考えた時にやはり専門職、パタンナーになりたくって。アパレルの専門職は専門卒っていう条件のところも多く、やっぱりもっと勉強しないとって思い専門学校に進学しました。エスモードにしたのは他の学校見ていた時に、そこの人から「パターンならエスモード」って言われたからなんですよ。

エスモードに来てモデリズムの授業で、袖の振りとか据わりとか初めて知りました。そういう言葉があるんだ~って。ダーツの意味や役割、どうして、どこで、どの位、どう取れるかっていうのが判ってきました。授業の中で、なんでそうなるのかっていう事が必ず出てくるんですよね。私ってすごく基本的な所を疑問に思っちゃうんです。普通はここって何センチぐらいなんだろうって。でも、たぶん先生もあえて数値は示さないんだろうなって思います。

 

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・このイトキン講座はどうですか?

イトキンさんの講座を受けて、なんか肩の荷が下りたって感じがします。

半分感覚って言うところが。なんか自由さがありますよね。パターンって、型紙が実際の服の形になっていくって言うのが面白いですよね。で、形になって行く過程でじゃあどう考えるのか?理由を考え、理解するって事が大事なんだなって思います。

正直私にとって、この講座はペース早いです。ついて行くのに必死です。でも、菊地さんの説明聞いていると解放されていくような感じで、硬いイメージがやわらかくなっていく様な。表情とか話し方とかが楽しそうで、癒される感じです。パターン上、なんでそうなるかって言うのが、すごくわかりやすいですよね。

実際自分で作業してみると、あれって思うところが出てきますよね。2枚袖の合印とかイセの量と配分とか。総合科の人はジャケット終わっていますが、ファッション工科はモデリズムとイトキンさんとで、課題内容が同時進行なので、肩幅の設定とかも、モデリズムの授業とイトキンさんの講座ではちょっと違ってたり。まだまだパターンの疑問は尽きないですね。

 

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・千葉さんにとってファッションとは。

入学するまでは、コレクションとかあまり興味なかったんです。最近はデザイナーの思想や伝えたい事を考えるようになり、コレクションの見方が判ってきたような気がします。

今のファッション業界は、服がどんどん安くなっちゃってますよね。安くてうれしいけど、愛着ってわくのかな?消耗品みたいな気がします。作る身としても、悲しいですよね。

でも、そろそろそういう状況も終わり始めているんじゃないかなって思います。みんな判ってきたのかなって。高くても、良い物の価値って言うのが、見直されてきているんじゃないかと。

ファッションの持つパワーって大事じゃないですか。ボディやハンガーに着せてるだけじゃダメで、人が着てこそ力が出る。気持ちを変える、意識を変える、運勢を変えるような力があると思います。怒られても傷つかないとか。

 

・最近はまっていることは?

最近はファッションニュースとか、スタイルドットコムとかで、あまり好きじゃないタイプの服もチェックしています。あと、ライブ。SIMとかMAN WITH A MISSIONとか、課題に追われているけど自分へのご褒美?みたいに。

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着物もいいですよね、着物ってずーっと同じ形じゃないですか、何百年も。でも帯とか小物変えるだけで全然違う。がらって変わりますよね。

そういうのってすごく新鮮で、色の合あわせ方って、服とは全然違いますよね。服ではしないような色合わせでも、着物ならすごくいい感じになる。そういう自分にない違う物、違う分野の物。そういう物にも触れて、どんどん影響受けています。

 

・将来はどう考えていますか?

もうそろそろ進路を絞り込まないとですよね。ファッション工科って、ついこの前入学したのに、もう就職準備に入らないといけなくって。

自分の作る服も、以前はエイネットみたいなのが好きで、ふわっとしたゆったりした物だったんですが、最近はかっこいい綺麗なラインで体にぴったり作る。スタイリッシュな物に変わって来ています。職種も、一応パタンナー希望なんですが、最近テキスタイルとか素材なんかに携わるのもいいなって思います。ちょっと焦りますね。

 

千葉さんありがとうございました。

次回は11月10日(月)本日のパターン完成とトワール組みです。